「介護」を「快護」にするためには

介護はゴールのないマラソン」と言われ、極端に言えば、その人が亡くなるまで続くものです。若くして事故や脳梗塞による後遺症などで介護が必要になれば、10年20年といった長い介護期間になり、介護する側、介護される側どちらにも大きな負担が掛かります。また、核家族化が進んだことにより、高齢夫婦のみの世帯が増え、老老介護も大きな社会問題になっています。

 

そのようなゴールの見えない介護にどうやって向き合っていけば良いのでしょうか?

 

介護に対して上手に向き合えていない人は、全てを自分一人で何とかしようとしているのではないかと思います。たしかに、周りに相談できる身内がいないなど、環境的に難しい場合もありますが、まずは自分が置かれている状況を誰かに聞いてもらうことが大切です。

 

役所の窓口やインターネット、最近では介護相談の窓口があるコンビニエンスストアも徐々に増えてきているので、そういった社会資源を使わない手はありません。

 

そして介護に対する考え方を変えることも大切です。上手に介護を続けていくために、「頑張り過ぎない介護」を目指しましょう。頑張り過ぎないということは、ただ単に手を抜くことではありません。介護保険のサービスを上手く利用して、リフレッシュできる自分の時間をしっかりと作ることです。

 

「介護」を「快護」にすることは容易ではありませんが、身の回りにあるリソースを上手く活用して、介護と上手に向き合っていきましょう。