胃ろう(PEG)について

こんにちは。今日は「胃ろう(PEG)」について話をしたいと思います。

 

◆胃ろう(PEG)って何?

私たちにとって食べることは生命を維持する上で欠かせないことですが、気管の手術をした人やむせ込みによる誤嚥性肺炎のリスクが高い人は、口から食べ物を摂取することが難しく、腹部に小さな穴を開け、そこから直接胃に栄養を投与することがあります。これを胃ろう(PEG)といいます。

 

◆胃ろう(PEG)のメリット

鼻からチューブを入れて栄養投与する方法に比べ、患者への負担が少なく、チューブがないことにより、口腔リハビリや言語訓練がしやすいというメリットがあります。また、口から十分に栄養が摂取できるようになれば、除去することができます。

 

◆胃ろう(PEG)でも老人ホームなどには入れるのか?

胃ろう(PEG)は定期的に器具の交換が必要で、看護師や医師によるケアが必要となります。最近では24時間看護師が常駐しているホームも増えてきているので、対応できる施設も増えていますが、胃ろう(PEG)を造設したことによって入居が難しくなるケースもあるので、事前によく調べておきましょう。

 

最近では老衰死を望む家族も増えており、延命治療をせず、胃ろう(PEG)などの栄養投与の方法を取らないケースもあります。本人や家族にとって何がベストなのか、しっかりと話し合うことも大切です。